今月はコロナ関係なく、単純に暑すぎるからという理由で引き籠もっていました…。
(前回のまとめ)
ニートの歩き方
私自身、お金を使わずに楽しく生活することには自信はありますが、"プロ"のテクニックはどんなものだろうと興味を持って読みました。
完全に自由ですが、やはり考えるところは考えて行動して生活を成り立たせているのだな、というのが一番の印象。
メルカリやAmazonなど、個人が様々な方法で商売できるようになり、本書で紹介されているような様々なビジネスが可能になった現代は、本当に面白い時代だと思います。
お金の話からは逸れますが、「フロー状態」の話も印象に残りました。
誰もが経験したことがあると思いますが、「時間の経過を忘れるくらいに何かに集中して没頭している状態」のことです。
この状態を体験できているかどうかが幸福度のバロメーターの1つであるという考えがあるそうです。
私自身はエキサイティングなゲームだとかDIYしているときにフロー状態に入りやすいですね。
今後、何歳になっても、それを体感し続けられるように、没頭できる何かを見つけておきたいと思いました。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
2006年に出版された、「21世紀で良い給料をもらえるためには何をしなければならないか」というテーマの本。
結論としては、右脳主導で考えて仕事をすることが求められてくる、と説いています。
左脳(創造的)と右脳(論理的)の二項対立で説明されているので読みやすかったです。
左脳主導の仕事はコンピュータやロボットに代替されてしまうので、右脳主導で考える訓練をしましょう、という話が主です。
そして右脳はユーモアとも繋がっており、ユーモアを鍛えることで右脳を鍛えられるらしいです。
ということで、大喜利アプリを始めました。(行動の仕方がおかしい)
自分の顔が好きですか?
人の顔に注意を払わないことについてはかなりの自信があるので、逆に読みたくなった本。
心理学系の本で、顔の筋肉の仕組みや赤ちゃんが顔を認知していくステップなどが詳しく書かれています。
自分の表情変化と、それを動かす筋肉が大事だといいますが、
コロナの影響でインドア生活が続くと、無表情になることが多いですよね。
自分が無表情だと、周囲の人とのコミュニケーションが減少してしまうそうです。
誰にも会わず、表情を変えないまま一日が終わることも多いので、気をつけなければいけないと思いました。
(実際、自分の表情変化やコミュニケーション力が今までよりも下がっている実感すらあります…)
幸福の資本論
資産運用系の本は今まで何冊か読んできたことから、かなり流し読みしてしまいましたが、
この本では、「金融資本」に加え、「人的資本」「社会資本」の3つの資本を考えることで幸福度が高まる、というような話が印象的でした。
例えば、友人が多く、互いに頼って生きていける人(いわゆるリア充)は、社会資本が豊富であると言え、たとえお金が無くても幸福である、という話が分かりやすかったです。
逆に、金融資産が豊富でも、人とのつながりが薄かったり、自分のスキル(人的資本)が少なく自己表現ができない人生を送っていては、不幸な状態に陥ってしまうのではないか、と言えます。
人生設計する上で、お金だけではないという点を意識しなければ、と感じました。
ハッカーと画家
プログラマーによるエッセイ。
今まで存じ上げていなかったが、筆者は最初のASPを世に送り出した方だそうです。
本の前半では、プログラミングと美術は対立するものではなく、近いものだというような話がありました。
基本的な部分を発想したら直感的に一気にプログラムコードを書き進め、丁寧さはあまりこだわらずに作業しているそうで、芸術作品に近い所があるようです。
(上で書いた、右脳と左脳の話にも繋がる気もします)
「自分の行動の判断に迷ったら難しい方を選べ」「簡単な方の選択肢は自分の怠惰から出たものだ」という座右の銘(?)がかっこよかったです。
後半はプログラミングに対する筆者の熱いこだわり(特にLisp推し)がにじみ出ており、ニヤニヤしながら読んでしまいました。
また巻末に「専門用語集」のパートがあるのですが、単なる資料集ではなく、ここでもプログラミングしたことのある人ならニヤリとできるような小ネタが満載です。