3回目の緊急事態宣言ということで、三度引きこもり中心の生活になってしまっていました。
一番の問題は、これまで学食へ行ったり中食を買ったりして手軽に(かつ安く)済ませていた食事の調達です。
引きこもり生活の最初こそ、色々な料理に挑戦して楽しんでいたけれども、いい加減飽きてしまいました。
そんな中、今回紹介するとある本は、がんばらない自炊、というものを分かりやすく、かつ科学的に提案しており、目からウロコでした。
今回は、この本をはじめ、今年の春に読んで印象に残った本 4冊を紹介します。
(前回のまとめ)
申し訳ない、御社をつぶしたのは私です
最近研究の世界でもコンサルタントの名前を見聞きするようになりました。
コンサルに関して薄々と感じていた違和感を確かめるために読んだ本。
長年コンサル業に関わっていた著者が、自身の反省も含めて、コンサル業の問題点を指摘していきます。
ユーモラスな文章で読みやすかったです。
共通する問題として、働き方の問題は、会社のシステムや工程、手順にあるのではなく、
それに関わる人間にあるのだそうです。
コンサルタントはしばしばシステムや仕組みの改革に取り組むことを提案するそうですが、
著者はその姿勢を批判しており、関係者と辛抱強くヒアリングやディスカッションを重ねて、より本質的に解決することを重要視していました。
批判するだけでなく、働き方を正しく変えるためには何を心掛けたら良いのか、と建設的な提案で結んでいる点も好印象。
以前本ブログの別の記事で紹介したマイケル・ポーターの競争戦略にも触れられていました。
競争戦略で述べられているイノベーションに関する将来予測に対する、現実的な難しさを筆者は指摘しています。
影響力のある名著に基づいたモデルや理論は数多くある一方で、それらを過度に使うことには危うさがあるようで、頭に留めておきたいと思いました。
一汁一菜でよいという提案
テレビでもよく目にする料理研究家の土井善晴さんが著した本。
食生活に関するこちらの記事にまとめました。
謎の独立国家ソマリランド
最近はなかなか海外旅行に行けていなかったので、無性に旅行記が読みたくなり、手にとった本。
内容はこちらの記事にまとめました。
超ヤバい経済学