イヤホンの片側だけ音が小さくなってしまった!
5年近く使っていたカナル型イヤホンが突然、右側しか聞こえなくなってしまいました。
最初は左側のイヤホンが断線したのだと思い、端子や部品同士の境目をあちこち触ってみたのですが、聞こえ方はまったく変化しません。
さらに調べてみると、左側のイヤホンは全く聞こえないのではなく、わずかに音を出していることが分かりました。
つまり断線ではなく、配線の錆び付き等によって電気抵抗が大きくなってしまった状態になっていたのです。
試行錯誤した結果、Windowsの設定で、片側(今回は左側)の音量だけを上げることで、左右の音量差を解消し、今まで通りに使えるようになることが分かりました。
設定自体は非常にカンタンだったので、この記事でまとめました。
もちろん、分解してはんだ付けをする必要もありません。
Windows 7 の場合
1.
直したいイヤホン/ヘッドホンを接続した状態で、
タスクバーのサウンドのアイコンを左クリックします。
下図で赤線で囲った部分がボタンとなっており、これを左クリックします。
...お前、ボタンだったのか!
2.
「スピーカーのプロパティ」が表示されるので、さらに下図の赤囲い「バランス」を選択。
3.
適当に音楽などを流しながら、両耳で聞こえる音量が同じになるように調整。
バランス良くするのが結構難しいです。
適当な音楽を流しながら目を瞑って、左右の音量差が等しくなる所を探っていきます。
難しいがクセになる作業です。
Windows 10 の場合
1.
タスクバーのサウンドのアイコンを右クリックし、「音量ミキサーを開く」を選択。
2.
下図のような音量ミキサー画面が表示されます。
赤線で囲った部分がボタンとなっており、これを左クリック。
あとは7の場合と同様。
「スピーカーのプロパティ」が表示されるので、「バランス」を選択。
3.
音楽をかけながら、両耳で聞こえる音量が同じになるようにLとRのつまみを調整。
以上の手順で設定すれば、そのPCに接続して使っている分には左右の音量は均等になるはずです。
Android 10以降の場合
Android OSのバージョンが10かそれよりも新しい場合、公式設定で音量バランスを変更できます。
1.
「設定」アプリを開き、「ユーザー補助」の項目に入ります。
2.
下にスクロールし、「音声と画面上のテキスト」の中にある「オーディオバランス」という項目を見つけます。
3.
音楽などを流しながら、両耳で聞こえる音量が同じになるように、オーディオバランスを調整します。
よほど音量差が偏っていない限り、この調整で聞こえ方が左右均等になるはずです。
Android 9以前の場合
Android OSのバージョンが9までの場合、公式設定では直接変更することはできません。ですが、Powerampというアプリで、左右の音量バランスを変更することができます。
ただし、変更可能な範囲に限りがあり、私の場合は左右の音量が等しくなるまでバランスを変えることはできなかったです。
左右の音量の差が小さい場合は、このアプリの設定で十分対応可能なはずです。
それでも直らない場合や、直っても再び調子が悪くなってしまう場合は、思い切って新調する選択肢も出てくると思います。
私が気に入っているのは、首元にかけるタイプのWI-1000シリーズです。
- 首元に乗るので重さが気にならない
- 十分な量のバッテリーが搭載されている
- 有線イヤホンとしても使える(しかも電源OFF状態で使用可)
- 落として失くす心配がほぼ無い
- ノイズキャンセル機能が有る
と、ワイヤレスタイプと有線タイプのいいとこ取りなイヤホンです。
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