労働者の身分だけど投資家マインドを取り入れたことで充実感を得た話

本記事は投資を推奨するという話では全く無く、

「投資家マインド」と呼ばれる価値観を自分なりに解釈して、日々の生活に取り入れたことで、人生に充実感を得られるようになったと感じています。

個人の投資が関心を集めている今、自分の考えをまとめました。

未来の自分に向かってお金を使う、という考え方

とある漫画での、こづかい制の夫が子供の定額給付金を貯金に回した、というエピソードが話題になっていました。

togetter.com

 

数年前の自分だったら、同じように貯金していたと思います。

昔の自分、特に大学生の頃は、節約・貯金一辺倒で、200円の電車賃を嫌がって30分自転車を漕いだり、某激安ブランドの袋ラーメンにモヤシやオカラを入れて食べることを誇っていたりしていました。

要因として、子供の頃から、「貯金は素晴らしい」「無駄遣いは良くない」「投資は失敗で終わる」といったことを言い聞かされてきたためだと思います。

 

しかし、本記事の後半で紹介する本をきっかけに、その価値観は少しずつ変わっていきました。

どのように変わっていったのか、そしてどういう価値観に触れていったのか、自分の中で整理したので簡単にまとめます。

 

ちなみに、僕は定額給付金をドラム式洗濯機の購入に使いました。

洗濯物を干すということから解放されたことで、体感QOLが1.5倍くらい上昇した気分がします。

 

貯金だけでなく、様々な「投資」を始めた

この歳になってようやく、自分自身を1つの資産として考え、様々な形でお金を使い、その価値を高めていくのが良い、という価値観が身につきつつあります。

いわゆる「自分への投資」というものです。

通信講座、衣服の購入、レーザー脱毛、健康増進といった選択を行い、内面と外見の両方で自分への投資を行いました。

例えば、ボールペン口座で字を書く速度や技術を改善したことで、事務仕事がスムーズになりましたし、

髭のレーザー脱毛で、朝の髭剃りの時間が0になったことが、顕著な成果だと感じています。

また、ジェットウォッシャーで歯の汚れを徹底的に落として口臭や虫歯を防止したり、スポーツジムやヨガで疲労しにくい身体を作ったりとしたことも心掛けています。

 

こう書くと、高い買い物に適当な口実を付けているようにも見えますが、

恒久的な効果を得られる点が、単なる浪費とは違います。

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余裕資金を使って、本来(?)の投資である株式投資も始めました。

投機的に株を売買するわけではありません。

10年後、20年後の自分の家計を予測し、適切な金融商品を選択して、月々で積み立て始めました。

 

例えば私の場合、現状では支出は少なく、インカムゲインはほとんど必要ない一方で、10年くらい先から家計の支出が増える可能性がありました。

そこで、配当利回りは低いが増配率が高く安定している、VIGやVGTといった米国株ETFを検討しました。

構成銘柄を調べたり、自作のExcelシートでパフォーマンスを計算したりして、比較検討するプロセスはとても楽しいですね。

コロナショック前から始めていたが、ドルコスト平均法のおかげで現在も含み益はプラスになっています。

 

お金だけでなく、自分のスキルアップや時間の損得も考慮して、行動を選択した

評価関数に「お金」だけでなく、手に入れられる「時間」「スキルや知識」が加わり、総合的に判断するようになりました。

時間、スキル、知識も自分の資本の一部だからです。

 

冒頭に書いた、「200円節約するために30分自転車を漕ぐ」というのは、お金だけで見るとプラスになるが、時間で考えると大赤字です。

30分を使って読書でもしていた方が、将来的にはもっと大きな効果になると期待されますよね。

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研究現場でも、「これは自分の業績につながらないな」と思っていた面倒臭がっていた仕事に対して、「これをこなせば別のスキルを身につけられる」と考え、率先して行えるようになりました。

自分のことを単純労働者としての研究者としてみなした場合、研究業績を積むことしか考えなくなります。

しかし、研究以外でも自分の価値を上げたいと考えるようになれば、例えば資料作成だとか後輩の指導といった、他のスキルに関する仕事でも自発的に行えるようになりますし、結果的にそれが思わぬ「リターン」をもたらしてくれるものです。

 

結果、働く人としての自分に自信を持ちやすくなったようにも感じています。

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マインドの変化に影響を与えた本3冊

著者は全て本物の投資家・起業家達です。

でも大事なのは、今ある仕事を捨てて投資家になるということではもちろんなくて、投資家の考えを少しでも取り入れて、本当に合理的な判断をできるようになることだといます。

 

僕は君たちに武器を配りたい

仕事の面から自分の資本について考えさせてくれた本。

単純に学校で勉強していい企業に入るだけでは幸せを手に入れにくくなった、という話から始まり、

リーダー、イノベーター、マーケター、そして投資家といった様々な働き方を説明し、

資本主義化が進み競争が激しくなる日本で生き抜くための武器を教えてくれます。

投資家的に生きる、という考え方は、この記事を書こうと思い至った理由の一つです。

DIE WITH ZERO

簡単に要約すると、「貯金ばかりしないで自分への投資をしよう」ということを説いた一冊です。

「今しかできない経験のために使えるお金を、無駄に貯め込むな(第1章)」というメッセージが強烈でした。

貯金を増やすことを大事にする傾向は、日本人に限らず多いようです。私自身も心当たりが多く、何度もドキっとさせられました。

貯金だけでなく、自分への投資も大事にしていきたいなと思いました。

君がオヤジになる前に

学ぶところは多いが、今回の話に関して言うと、身近に存在する、様々な負債(=自分の時間・お金を奪ってくるもの)について気付かせてくれます。

健康への投資についても語られています。歯の健康は大事!

 

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