今年はAIによる自動生成技術が大きな話題となっていますね。
中でも、高性能な描画AI Stable Diffusionが公開され、テクニックがあれば誰でも自在に欲しいイラストや写真を作り出せてしまうようになりました。
私はこれまで、アイキャッチや挿絵を、いらすとやのようなフリー素材に頼ってきましたが、
この流れに乗ってStable DIffusionで生成したイラストに差し替えられないか、試してみました。
試した結果はどうだったのか、結論から言うと、役立ちます!
細かいニュアンスまで反映した画像を生成するは、「呪文」のテクニックが必要になってきますが、
シンプルなコンセプトを伝えたいイラストならば、とても簡単に高クオリティな画像を生成してくれました。
未来技術のイラスト
例えば、こちらの記事で「光子推進エンジン」というキーワードが出てきます。
光子推進エンジンのフリーイラストなんて都合のいい素材はありません。
そこでStable Diffusionで作成してみました。使用したのはNMKD Stable Diffusion GUIです。
すごく…それっぽい!
実際にはもっとノズルが大きくないと効率悪そうですが、光子を噴射して推進する、未来の宇宙船っぽいイラストが簡単に出力されました。
実験室のイラスト
研究生活について取り扱ったこちらの記事では、実験室のイメージを挿絵で説明したいなと思っていました。
白衣を着た人のイラストは多くありますが、実験室のごちゃごちゃした感じのイラストも欲しかったです。
これも作成してもらいました。
ちょっとスチームパンクな雰囲気の、ユニークな実験室のイラストが得られました。
机の散らかっている感じや、天井のリアルな配管が、特に気に入っています。
こちらは、おしゃれな若い研究者が実験をしている様子を、横から見た構図です。
逆光がいい感じですね。
思い悩む研究者のイラスト
人物のイラストはどうでしょうか?
トラブルを抱える大学院生、というコンセプトの記事がいくつかあり、
このコンセプトを表したイラストが欲しいなといつも思っていました。
(Novel AIなど2次元イラストに特化したツールも公開されていますが、私はあえてStable Diffusionだけ利用しようと思います)
写真に近いテイストの、何か悩みを抱える白衣の研究者のイラストが得られました。
こちらはアニメ調のイラストで、困った顔で何かデスクワークをしている様子です。
Stable Diffusionの守備範囲の広さを感じられました。
本サイトの挿絵やアイキャッチは、順次差し替えて行こうと思います。
各記事の間で統一感をどう出すか、が当面の課題となりそうです。
一方で、多くの方が「呪文」のテクニックを研究されており、日進月歩でノウハウが蓄積されているので、
人物画を自在に出せるようになっていくのではないか、と今後も期待しています。