ガチガチの理系でも楽しめる超ガチSF 4作品を紹介【ネタバレ無】

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皆さんはSFはお好きでしょうか。

研究者界隈の中で見ますと、SF作品が好きという人は、意外に少ないなというのが私の印象です。

研究室で恋愛小説やラノベを読む人はよく目にしますが、SF系の本を読んでいる人はあまりいないです。笑

話を聴くと、科学的な誤りやツッコミポイントを見つけると、それだけでがっかりしてしまったり萎えてしまったり、という経験を持っている人が多いようです。

 

確かに、日々自然の摂理を相手に格闘している私達からしたら、科学的な正しさを二の次にした作品が性に合わない当然だと思います。

しかし、世の中には研究者が読んでも文句を言わせない、ガチなSF作品がいくつもあります!本記事では私が知っているガチSFを紹介します

(ネタバレ抜きなのでご安心ください)

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【常設展がタダ】首都圏の大学生・院生ならば把握しておきたい博物館・美術館の特典制度

博物館めぐりは研究の息抜きにオススメ

以前の記事でも力説しましたが、休日には研究室から離れて気分転換することは、

心身ともに健康な研究生活を送るために重要であると私は考えています。

 

気分転換の方法の一つに、博物館や美術館を鑑賞することはとてもオススメです。

普段目にするものとは異なる展示物や芸術品を観ることは、脳に新鮮な刺激を与え、リフレッシュすることができるからです。

また、特に科学博物館の展示では、専門的な内容を分かりやすく伝えるために様々な工夫を凝らしています。

いわゆるサイエンス・コミュニケーションのやり方を学ぶ上で大いに参考にもなります。

 

そして、嬉しいことに、首都圏の大学の多くは国立の博物館・美術館とパートナーシップを結んでおり、学生は基本的な入場料が無料なのです!

学生としてはとても嬉しい制度ですよね。

あまり知られていない特典なので、本記事で簡単にまとめました。

 

※大学にもよっては、大学と大学院で制度に違いがあるかもしれないので、院生は事前確認することをおすすめします。

 

「国立科学博物館(上野)」の常設展が無料

有名な上野の科学博物館です。

国立科学博物館 大学パートナーシップ」という制度があり、常設展が無料になります。

理系の研究者である私はこの博物館が大好きで、何度も足を運んでいました。

フロアがいくつも分かれており、内容が充実しているので、行くたびに新しい発見があります。

Foucault Pendulum National Museum of Nature and Science 2.jpg
User:Momotarou2012, CC 表示-継承 3.0, via Wikimedia Commons

 

制度の内容や対象の大学は、こちらのホームページに記載されています。

www.kahaku.go.jp

 

物理・化学・生物・地学の内容を、小学生でも理解できるように大変分かりやすく説明しています。

専門的内容の伝え方を学ぶ上でも、色々と勉強になります。

ただし、特別展(企画展示)は料金がかかるので、要注意です。(それでも十分安いですが)

 

また、白金台にある自然教育園や、つくばにある実験植物園も入園が無料になります。

様々な植物を観て楽しめるので、こちらもオススメのスポットです。

 

「東京国立博物館(上野)」の常設展も無料

同じく上野にある国立博物館にも、特典制度「キャンパスメンバーズ」があります。

www.tnm.jp

この国立博物館も非常に見応えがあります。

広い敷地の中で、「本館」「平成館」「東洋館」「法隆寺宝物館」など、外見も中身も特徴的な展示館がいくつも分かれており、一日楽しめます。

土偶、仏像、刀剣、甲冑などなど、歴史的展示物が多くあります。

たとえ専門知識が無くても、観ているだけでとても落ち着きます。

科学博物館とは違った楽しみがありますね。

 

美術館も!「国立近代美術館(竹橋)」「西洋美術館(上野)」「新美術館(六本木)」が無料

博物館だけでなく、美術館も無料で楽しめちゃいます。

都内にある3つの国立美術館では、「国立美術館 キャンパスメンバーズ」という制度があり、常設展(所蔵作品展)が無料になります。

また、企画展(期間限定の展示)の入場料が割引され、団体料金で利用できるとのことです。

 

対象の大学等は、こちらのホームページに記載されています。

 

www.campusmembers.jp

関西では、京都市にある京都国立近代美術館や、大阪市にある国立国際美術館も一部対象になっているんですね。

 

「国立映画アーカイブ(京橋)」で観る過去の名作映画も割引or無料!

比較的知名度は低いかもしれませんが、中央区の京橋には、国立映画アーカイブという、映像作品の博物館のような施設があります。

映画に関する資料の展示だけでなく、名作の上映も行っています。

上記の「国立美術館キャンパスメンバーズ」と同じ制度に入っています。

観覧料(入館料)の詳しい説明はこちらのホームページに記載されています。

www.nfaj.go.jp

毎月のように、様々なテーマ・ジャンルで上映企画があるので、映画好きならば定期的にチェックしたいですね。

 

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