論文やレポート等、作文を素早く終わらせるためのテクニックまとめ

以前、執筆活動のための生活習慣や、論文作成に役立つ作文技術を記事にまとめました。

今回は、論文に限らず、レポートや作文課題といった、学生を(あるいは社会人をも)苦しめるタスクをテキパキと終わらせるための、自分なりのテクニックを紹介します。

大原則:作文活動は自分の怠惰さとの戦いである

レポート課題や卒業論文に苦しんだことのある人なら共感してもらえると思いますが、

やるべきことは分かっているのに、筆が進まない」というのが最大の問題であります。

人間はどうしても目の前の苦痛を伴う作業を後回しにし、少しでも楽な行動に逃避してしまう癖があります。

パソコンを開いたものの、取り組むべきWordファイルはそっちのけで、後ろめたい気持ちになりながらネットサーフィンやSNSを始めてしまうのは、誰にでもあるはずです。

f:id:boldmarker:20210222215119j:plain

 

怠惰な自分でも課題に取り組めるようにするにはどうすればいいか?

私なりの方法として、自分の尻を叩くのではなく、課題を取り組みやすくするよう心掛けています。

その実践方法は、大きく分けて3つの考え方に分類できます。

 

①分割せよ

論文やレポートを、白紙の状態から一気に仕上げることは不可能です。

そしてゴールが遠すぎると、モチベーションが一気に下がってしまいますよね。

なので、一日一日の達成目標を細かく分割し、「このくらいならすぐ終わりそう!」と自分で思えるくらいのゴールを決めるようにすれば良いと思います。

今回紹介する3つのテクニックの中で、一番有効なものだと感じています。

 

1000-2000字くらいのレポートならば、例えばこんな感じです。

初日:タイトルと序論を半分くらい書く

2日目:序論の残りを書き、主論のあらすじを決める

3日目:主論を書く

4日目:結言を書く+全体を仕上げて提出

ちなみに、これと似たようなテクニックが、「独学大全」で「1/100プランニング」として紹介されています。

独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法

 

一日の達成内容は、半日(特に午前中いっぱい)で終わる程度が良いです。その根拠は以前の記事にまとめています。

bricolage.hateblo.jp

 

これを実行するためには、朝は早く起き、さっさと朝食を摂って課題に取り組んだほうが良いでしょう。

起床後、ベッドの中でスマホをいじっていると、視覚を通じて疲労が蓄積するのか、その日は一日気だるい気分になってしまうことがよくあるので、こういう行動をしてしまわないよう注意すべきです。

 

また、目標を細かく設定し、早めに取り掛かるメリットとして、主に2点あると感じています。

  1. 「終わったら遊べる!」ということが分かっているので、さっさと終わらせようという気分になる。
  2. 物足りなさを感じるので、翌日もすぐに取り掛かることができる。(逆に達成感を感じるくらいに進めてしまうと、翌日、再開するモチベーションが下がっていやすい)

f:id:boldmarker:20210222215705j:plain

その日のタスクを午前中に終わらせた後に遊ぶのは、めちゃめちゃ気持ちいいですよね。

 

残念ながら、これは締切直前には使えないテクニックなので注意です。

早めに計画を立て、目標を設定しなければいけません。

 

 

②各章ではあらすじ・プロットを立てよ

長めのレポートや論文を書くと、次に続く文章が思い浮かばない、という場面に遭遇することが多いと思います。

全体の流れを決めずに一文一文を書き足していくような書き方は、文が終わるたびに後が続かなくなりがちです。

 

これを避けるためには、あらすじやプロットのようなものを事前に作り、メモ書きしておくと良いです。

シンプルな方法だけれど、これを各章の頭で作っておくことで、次に続くべき文章は自然と思い浮かんでくるはずです。

このテクニックは以前の記事でも紹介したので、詳しくはこちらを読んでほしいです。

bricolage.hateblo.jp

 

③話の流れや理論の構成は無理せず参考にせよ

②のあらすじを立てる部分で行き詰まってしまったら、そもそもの話の流れを勉強しなければなりません。

今はインターネット上で様々な文献をすぐに入手できるので、ざっと読んで文章の組み立て方を勉強するのがスムーズだと思います。

f:id:boldmarker:20210222215341j:plain

学ぶ=真似ぶという考え方らしく、

話の流れを参考にし、それを自分の言葉で綴ることで、自分で文章を組み立てる力が身につくと思います。

 

念のため、誤解を避けるために追記するが、間違ってもコピペしてはいけません。剽窃になるし(剽窃チェッカーで一目瞭然である)、何より自分の力になりません。

 

おわりに

もちろん、パフォーマンスを発揮する方法は人それぞれで、今回紹介したのテクニックはあくまで私の経験によるものです。

レポートや論文に追われている人がいたら、この経験を参考に、自分のスタイルを確立していってほしいと思います。

【関連記事】

 

www.driven-by-curiosity.com

bricolage.hateblo.jp